母子交尾 【久慈川路】 並木塔子

夫と離婚をし、塔子は女手一つで悠岐を育ててきた。不憫な思いをさせまいという一心で必死に働き、大学に入ってからも学費のために一生懸命働いた。悠岐が就職する時期になり、子育てがひと段落すると同時に虚無感に見舞われるようになった。そんな折、悠岐から温泉旅行の誘いを受け、二人だけの卒業旅行に出発するのだった。

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